酴ブログ/2020-06-09
最後の彫刻作品の制作が終了した…
生活のための主軸だった彫刻の仕事が終わった。4歳の時に外の洗い場にあった角石鹸でお地蔵さんを彫ったのが最初で、68年も続いた。最後の作品は、SM(サムホール)サイズの小品だが1寸厚の楢材の透かし彫りで、構想、下図、刻みに7ヵ月を要した。
特別な感慨はない。仕事としての彫刻が終わっただけで、これからも遊びでは続くことになる。いつものように写真を撮ることなく、明日手許から離れる。他の作品たちと同じで、記憶の中だけに鮮明に残す。引退という言葉は嫌な印象だが、これで引退だ。
これからは、隠遁生活だ。僅かな年金だけで細々(?)と生きてゆく。但し、お金が必要な時は、これまでと同様で小銭を掻き集める。ひっぱたかれるかも知れないが、わたしの概念の中での小銭とは、車一台分位のものだ。隠遁生活は、パロディーに過ぎない。 合掌
追記 どうやら、小銭の行では顰蹙を買ったようだが…
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