折符

神 道 の 折 符 に つ い て 

折符収納用ソフトカードケース

 和紙を折って作る日本神道(しんとう)の折符は、今からおよそ1500年程遡った飛鳥時代に出現した紙を素材にして生まれた呪具です。呪具といっても「呪い」を示すものではなく、強い祈りの道具という意味ですからご安心ください。

 当初、中国から伝わった手漉きの紙の使用は、神社の注連縄などに下げられる垂(しで)や供物台などに敷く特殊な象形でしたが、神への畏敬の念が強く表現されるようになると、折符も次第に複雑な表象へと変化してゆきました。

 折符の存在意味は、「神との接点」を持つための特別な道具で、民衆に広まることはなく、全国各地の神道家に秘伝として継承される特化した存在でした。 それは現在でも変わることはなく、正真の折符の大半は、未だに神道家の門外に出ることがないとされています。(2014.11.08)

折 符 と は 何 ぞ や

別庵内の展示見本

 時の流れの中で用途により形体や折り方に変化がありましたが、現在の折符はほぼ完成されたもので、その役目は、神が降臨する「場」としての位置づけにあります。つまり、神社と同等の意味を有するものですから、小さくてもまた紙であっても非常に神聖な扱いが求められます。

 折符は、日頃から真摯な気持ちで身につけることにより、八百万の神(やおよろずのかみ)から直接加護を受けることができる貴重な道具(呪具)です。
 思いを持ちあるいは意識して持つことで、人間界にはない好転現象がもたらされる強い守護符です。

 勇気や元気を求められている方、不安や不満でドキドキした毎日を過ごされている方、ご自分を見失いそうになっている方、そして、葛藤に苦しんでいる方などは、折符を通して神と対面してみてください。


折 符 の 効 果 に つ い て

 「守護符」「天啓の受け皿」「祈願符」の三点が、天門庵の折符の特徴です。この折符を常に大事に丁寧に扱い携行することで、次第に無心の状態で神に接することができるようになります。つまり、この折符があなたと神とを繋ぐ道具としての重要な役割を果たします。

 折符を所有していても明確に神を意識できるものではありませんが、少しずつからだと心に好転的な変化が生じてきます。例えば、からだが軽く感じる、気持ちが楽になった、くよくよしなくなった、最近やる気が出てきた、仕事の能率が上がるなど、千差万別ですが好転報告が多数あります。

 悪霊から身を護る「守護符」であると同時に「天啓の受け皿」としての役目も有しています。「天啓」とは、天上界からの啓示、つまり、神からのお知らせです。日常的に誰もが夢の中などで天啓を受けていますが、折符を通して更なる天啓の受信が可能になります。

 そして、天門庵の折符は、「祈願符」としても大変重要な役目を果たします。本来は厳格な所作を伴うものですが、ここでは折符を「神棚」または「枕元」に安置するという誰にでもできる方法をご紹介します。
   就職・出世など職業関係の祈願……折符の先端の向き  ()
   試験・成績など能力向上の祈願……折符の先端の向き  ()
   金銭・財産など経済関係の祈願……折符の先端の向き 西 ()
   結婚・交友など人間関係の祈願……折符の先端の向き  (鰹節)
 祈願内容により折符の先端(尖った部分)を向ける方向が異なります。お供物は、小皿または和紙の上に少量を用意します。折符は、「清め包み」に入れたままの状態で安置します。

 折符の効果は、個人差があります。早い効果や高い効果など過度の期待をされる方には、お勧めいたしません。欲の強い方が折符を所有しても、殆ど効果はありません。


天 門 庵 の 折 符 と は

 天門庵の折符は、永きに亘り連綿と伝承されてきた日本神道の折符を、霊的視点からより実用性を向上させる表象に転化させた独特の折符です。

 手前味噌になりますが、天門庵の折符は、非常に厳格な折法が故に絶大な「神の力」を招き入れる強い潜力を有しております。どうぞ自然体(無心)でお持ちいただきたいと思います。
 一枚の和紙を折った表象に過ぎないものですが、霊力を有する霊符師の折符は、ただの紙ではなく別の世界の要素が包含された特別なものへと変貌しているのです。見た目には全く解りませんが、折符も強い霊符であるということです。

十 二 支 の 折 符

 天門庵では、以下のような十二の干支(えと)に当る折符を折り参らせております。折符の干支は、生まれ年の1月1日~12月31日まで決定されます。どうぞお間違えないようにお気をつけください。

十二支折符
十二支折符

ご覧のように折符の形状は、それぞれ異なりますが動物の顔を表象としたものです。何となく面影がお分かりいただけると思います。

折符は、すべてが同じということではありません。神道にもたくさんの系統がありますので、それぞれの特徴を示しています。天門庵の折符は、伊勢神宮の系統です。

ただ、天門庵の折符は、信仰の有無に関わらずどなたにも同調しやすいように、変化を加えた折符になっています。

用紙は、伝統的に手漉きの和紙のみという厳格な縛りがありますので、40数種の和紙の折り試験を繰り返した末に決定したものです。

 また、当初の折符の大きさは、神との対話を重視して決定しましたが、更に「神との接点」の実現を意図して今回の改定で1/2に縮小されました。


天門庵の折符はお財布やバッグに入れて持ち運びできます…

 昨今の巷では、霊力を伴わない形や体裁だけの物真似折符も販売されていますが、霊符は商いするものではありません。神佛の力に直接関わる一切のものは、人間の世界で売り買いするのは邪道です。天門庵の折符は、商品ではないことをご明記ください。

清め包み



 画像は、一切の穢れを遮断する「清め包み」です。この中に霊符師が折り参らせた「折符」が安置されます。大きさは、縦約82㎜×横約57㎜です。

 「折符」は、神が降臨される場所ですから、とても神聖な取り扱いが求められます。 清め包みを開いて中の「折符」を見ることも可能ですが、細心の注意が必要です。

 折符は、外出の際は可能な限り携行してください。また、神棚がある方は、帰宅後にはできるだけ神棚に安置してください。 こうすることで折符を通して、より神に近づくことが可能になります。

折符は「正符」と「対符」の2符一体構成

折符のセッティング

 折符は、下図のように生まれ年の「干支折符」が「正符」で、反対側の折符を「対符」とした2符一体の構成です。例えば画像の左の折符が正符(申年)で右が対符(寅年)です。黒の台紙を境にして背中合わせにセットされています。陰陽の相乗効果を意図した形体です。

 ソフトカードケースは、縦形見開きで左側に「説明書」と右側に「清め包み」入りの「折符」が収納されています。清め包みと折符は、それぞれOPPフィルムパックされています。

折符の対符図

「折符」が入ったOPPフィルムパックは、絶対に開けないでください。息が入っただけでも一切の効果は、一瞬で消滅してしまい、折符ではなくなります。

ケースは、縦98㎜×横74㎜で10色+白黒の12種を用意しています。お好きなものを自由に選択できます。

 最上の画像の上段左から朱・青・黄・白、中段は茶・緑・赤・紺、下段が黒・灰・土・草色です。
郵送で折符を入手される方は、必ず色をご明記ください。 

折 符 の 更 新 に つ い て

 折符の有効期間は、約1年です。毎年新符に更新してください。少しご面倒かもしれませんが、神の御力をお受けするための「行事」とお考えください。尚、更新の時期になりますと、郵便でご案内させていただきます。

 毎年11月中旬~12月下旬の間に、折符所有者全員の方に一斉に更新していただきます。更新方法は、「別庵で直接更新」「郵便による更新」の二通りです。


折 符 の 入 手 方 法

 天門庵の折符を入手するには2通りの方法があります。ひとつは、川越の別庵にご来訪いただく方法です。1週間程前にご連絡くだされば、お渡しする折符ご用意できます。

          tel 090-5777-2702

 もうひとつの方法は、折符制作のご依頼電話後に折料を現金書留でお送りくだされば、1週間程で郵便発送いたします。送料は、頂戴いたしません。

 天門庵が初めてという方や遠方の方でもご依頼いただけます。直接郵便やファックスはお受けしておりませんので、どうぞご注意ください。ご不明な点がありましたら、どうぞお気軽にご一報ください。

           折料は、5,000円です


折符を通して天啓を得ている人たち

 2011年4月に公開して以来、一時は500人余りの方が神を招く天門庵の折符を所有されていましたが、2014年11月現在は180人程になっております。 天門庵が対応するには、丁度いい人数かも知れません。

 石符と異なり折符は、同調する時間を必要としません。つまり、神と直結するものですから、時には即効性が現れることがあります。たくさんのお声を頂戴しております。

 圧倒的に多いのが「気持ちの安定」というお声です。折符を意識することで、心が穏やかになるとか気持ちがぶれなくなる、あるいは不安が和らぐなどです。つまり、折符を持っているという意識が、冷静で客観的なご自分を見出したという訳です。知らないうちに天啓を受けているということになります。

 それから、ご商売をされている方の多くから、来客数が増えたとかリピーターが多くなったというお声があります。当然ですが、売り上げが10~20%以上向上したというご報告も多数ありました。天門庵としても、ちょっと驚きでした。

 また、健康面の改善や回復のお声もたくさんいただいております。 日常の生活の中で最も気になるのが健康ですが、折符を意識することで次第に自信を呼び起こし、心身ともに安定していただきたいと思います。



「十二折符」は神佛習合の 究極の表象 (受注は毎年1月のみ)

 1年7カ月間に亘る相互構造検証と地道な相乗繋力実験の繰返しを経て、他に類例のない神佛習合の「十二折符」が漸く完成いたしました。日本神道の「干支折符」と日本佛教の「十三佛法曼荼羅」を重ね合わせた奇怪な表象です。

十二折符200㎜

 「十二折符」は、10年以上前に天上界から示唆されていた霊符でしたが、神佛習合には至りませんでした。

 多種の文献を調べても融合する真言や曼荼羅は皆無で、神佛は、人間の世界では水と油の如き関係で諦めていました。

 しかし、2年程前に供養塔の制作依頼を受けた際に、「十三佛法曼荼羅」を試す機会があり、これがきっかけでした。

 度重なる構造計算と繋力実験の失敗は、多大な負担でしたが一方では確信に似た強い意識も働いていました。

 長期間の七転八倒の葛藤の末に完成したのは、2015年11月2日の未明でした。その後、高い精度が求められる「十二折符」の確定検証が何度も繰り返えされ、2015年12月10日に実効領域に到達いたしました。天門庵を代表する強靭な霊符の誕生です。

「十二折符」の力量と効果について

 天門庵の霊符の中では、最高位にある「観音経螺守護符」や「荘厳梵字守護符」と同等の強靭な守護力を潜含する稀有な霊符です。神佛習合という視点から見れば万能性は非常に高いのですが、天門庵といたしましては、人間個人よりも建物や場所(空間)や土地に対する有効性を重視しております。

 戸建家屋・個人の部屋・会社建物・事務所・工場・店舗・学校・各種施設など、人間が居住する場所または働く場所の壁に掲額することで安寧と安定とをもたらす効果があります。同時に能力の向上と人間同士の調和を呼び起こす多種の現象が生じます。

 個人を守護する霊符として見た場合は、天上界からのお知らせである「天啓」の受信率の上昇という効果が期待できます。但し、携行用の「折符」との相乗効果であり、日常的に折符に対する意識が薄い場合は、天啓受信現象は具現化(体感)しません。


先祖供養・無縁佛供養・自己生前供養の有効性 

十二折符250㎜

 守護を受けるだけではなく逆に「十二折符」を通して先祖霊や無縁佛の供養も可能です。 眼に見えない法力を以って直接わたしたちを守護する先祖霊に感謝し、また、大事な瞬間に力を与えてくれる無縁佛に感謝して心からご供養する真摯な姿勢は、とても大事なことです。

 そして、ちょっと嫌な話ですが死後のご自分の霊魂が成仏するために、「十二折符」を通してご自分で「自己生前供養」をしておくことも重要で意味のあることです。昨今の死後成仏は、急激に低下していて浮遊霊や地縛霊になり人間界に残留するという不幸なケースが大変増加していますので、どうぞご留意ください。

 無縁佛とは、成仏しているものの供養する人間と縁が切れた佛様のことで、折料の全額は、あなたのお名前で「無縁佛供養」に充当させていただきます。


「十二折符」の構成について

 額装した「十二折符」は、一層目の円窓の周囲に「12種の干支折符」を配し、二層目の中心に「願主の霊名」(戒名・法名・法号)または本名などが表記されます。そして、隠れている三層目には、「十三佛種子印」が折符と霊名の真下に配置され『天人地』を表象しています。類例のない神佛習合「十二折符」は、天門庵独自の究極の霊符です。 

十二折符の一層目

一層目
 台紙(200㎜または250㎜の正方形)の真中に80㎜の円窓が刳り抜かれています。画像は、200㎜サイズで斜形に額装します。(250㎜サイズは縦形仕様です)
 見本の台紙は、天空を表す紺を使用していますが、ページ冒頭の12色の内で白黒を除く10色の中から選択可能です。指定がない場合は紺紙で制作いたします。
 折符の配置は非常に微妙で許容誤差は、僅か1㎜未満です。一つでも軸がずれた時は、最初から制作し直しになります。成功率は70%程で集中力が不可欠です。

十二折符の二層目

二層目
 見えるのは、一層目の刳り抜き円窓部分のみです。中心に願主の霊名(日本佛教の戒名・法名・法号)や本名などを篆書体で表記します。個人名に限り、社名や団体名などの表記はできませんのでご承知おきください。
 霊名は、透視(無料)を経て導出しますので、願主との面会または写真を拝見する必要があります。霊名は無償です。
 画像上部は「天人地」の霊印で下部が天門庵印と霊符師略印です。他の種子印や霊印を添加する場合もあります。

十二折符の三層目

三層目
 表面からは見えない隠れた三層目は、十三佛種子印を天門庵仕様で法曼荼羅に配した供養表象です。画像は朱泥で外向きの押印ですが、願主の状態や透視の読み解きにより内向きや他の印泥を使用する場合もあります。
 「十二折符」に向かい先祖霊や無縁佛や自己(自分の魂)を供養しますと、霊体間の繋がりが次第に強く確かなものに変化し、非常に強い加護を受けることが可能になります。尚、十三佛種子印は「十二折符」と霊名の真下に位置し、神佛習合の相乗効果を実現させています。


 一層部分は、日本神道の伝統に則り必ず毎年末に新しい折符と交換(更新)させていただきます。折符交換時に台紙の色を変更することは可能です。但し、額縁サイズや縦形・斜形の変更はできません。(是非にという場合は、継続新規の扱いで当初の折料が必要です)


毎年1月のみ制作依頼をお受けいたします…

 「十二折符」の霊的効果は、非常に高く重要な天啓を受けやすくする独特の軸を有しておりますが、反面非常に繊細で特に折符と十三佛種子印の位置と重なり方は厳格で、僅かなずれも許されません。このために制作数は、自ずと限られたものになります。

お知らせ 新規制作依頼受付は、2018年1月で終了''となります。何卒ご了承ください。

制作依頼について

 原則として川越別庵で直接制作依頼をお受けいたしますが、遠方の方や何らかの事情でご来訪が適わない方は、電話と郵便または宅配便で対応させていただきます。いずれにしましても霊名導出のための透視(または写真透視)が必要になります。

 天門庵の霊名(戒名・法名・法号)をすでに受けられた方でも、再度の透視で新たな読み取りをさせていただきます。尚、「十二折符」の制作依頼に伴う透視は、無料です。

            折料は、30,000円です。

 額縁は無償で送料も天門庵が負担いたします。更に毎年末の折符交換に伴う更新折料は、「折符」所有者が15,000円で、「折符」をお持ちでない方は20,000円です。


「十二折符」を制作依頼される方は、以下の項目をご確認ください。

額縁の大きさと形状、200㎜の斜形または250㎜の縦形のいずれかお決めください。

台紙の色をページ冒頭の10色の中からお選びください。更新時の色変更は可能です。

③天門庵の霊名(戒名・法名・法号)をお持ちでない方は、菩提寺の宗派をご確認ください。

④「十二折符」制作依頼に伴う透視(無料)ご予約をお取りください。

 過去に天門庵の「折符」を更新されなかった方は、誠に申し訳ありませんが慣例により6年間折符を所有することが容認されません。何卒ご容赦ください。 (2016.01.03) 


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